坐骨神経痛とは?
坐骨神経とは腰椎と仙骨の高さから出てくる神経が合わさって構成される神経で、体の中で最も太い神経になります。
坐骨神経痛は、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性腰椎症、腰椎分離症、腰椎すべり症、梨状筋症候群などの、腰椎や骨盤周囲の疾患から現れる症状の一つです。
症状
- 腰、お尻から太もも、足にかけての痛みやシビレ。
- つま先や足にかけての知覚異常。
- 下肢の筋力低下、麻痺。
- 座っていると、お尻や足に痛みが出てくる。
原因
- 腰椎の変形
- 椎間板の変性、傍流、突出
- 腰椎神経根、坐骨神経の炎症
- 坐骨神経の圧迫
- 脊柱の柔軟性の低下
- 股関節の柔軟性の低下
- 脊柱~骨盤のアライメント不良
当院の治療方法
鍼治療
鍼は、硬くなった筋肉を緩めたり、血流の改善、痛みの緩和などの効果があります。
神経根が出てくる腰椎周囲や多裂筋、坐骨神経が骨盤内から出てくる梨状筋周囲などに鍼を打ちます。
坐骨神経への負担の軽減、血流改善を行い、症状が改善していきます。
マッサージ・整体
マッサージや手技で硬くなった筋肉を柔らかくしたり、体のバランスを整えていきます。
問診で痛くなった経緯や症状の経過を聞き、整形外科的テスト法や関節の動き、体全体のバランスを見て症状の原因となっている箇所や体に負担をかけている所をほぐしていき症状の改善を図ります。
コンビネーション治療
フィジオアクティブ(ハイボルテージ治療)とフィジオソノ(超音波治療)を同時に流し流し施術します。
フィジオアクティブ(ハイボルテージ治療)は高電圧治療器で高い鎮痛効果と炎症や腫れを抑える効果があり、フィジオソノ(超音波治療)は、1秒間に100~300万回の振動で組織を刺激、深部到達度は3~6㎝になり血流増加の効果があります。
この2つの治療器を組み合わせ、血流促進効果と高い鎮痛効果を同時に出し、短い施術時間で施術効果を高めます。
※この施術方法は電気の出力は調整できますので、電気が苦手な方でもゆっくり調整しながら行えます。
![]() フィジオ アクティブ |
![]() フィジオ ソノ |
運動療法
体の状態、痛みに応じて運動療法も行います。
運動療法の目的は…
- 筋力の維持・向上
- 柔軟性の向上
- 患部に負担のかけない体の動かし方
- 痛みの出づらい体の使い方
この点を意識して運動を行うことにより施術効果も上がり、また自分自身で症状をコントロールする事ができる様になります。
施術期間
年齢や疾患名、その方の生活様式にもよって異なりますが、おおよその施術期間の目安となります。
→1~3か月ほど
→3か月ほど
→3~6か月ほど
※全ての症状が取り切れる期間ではございません。
すべてが当てはまる訳ではなく、症状や痛みの出方・強さは人それぞれです。
もし自分の症状が坐骨神経痛か分からなかったり、施術ができるのか?など疑問のある方はお気軽にご相談ください。